
NEGLEX 2804のような円筒同軸。それを×2構成。画像のようにシースを縦に割り裂いても芯線が切れてしまいました。シースの中に切れた線が残っています。なのでこの後再度剥き直しています。

今回使うプラグ。P-240T。

P-240Tのアース金具の上にあるシート。たぶんケーブルが引っ張られたり、動いたりしたときに、接触を防ぐための絶縁用だと思いますが、邪魔なので切りました。作業の邪魔だし、こういう部品が付いてると音悪くなるし、どうせエポキシ充填するのでいりません。

標準ケーブルを奇麗にばらした図。シールドより内側の中心導体も、強化用の紐に巻かれていて、円筒構造になっていることが分かります。

プラグに取り付け中。導体の接触を完全にするため銅線で結んでからはんだ付けしています。

はんだ付け1回目。この後、はんだを吸い取ってからもう一度はんだ付けします。

はんだを吸い取り後。

はんだ2回目。フラックス残渣のクリーニングもしています。このプラグはマイナスドライバー型のこてを使えば接触面積が稼げるので、割と楽にリッツ被膜を落とすことができました。それでも410℃で5秒ほど必要でした。今考えると、1回目で十分奇麗に仕上がっているので、2回目はいらなかったかもしれません。

経過を撮り忘れましたが、エポキシを充てんして、タレてこないよう、縦にして静置します。いつもは音質的に不利になるのでケーブルはカシメずエポキシ充填のみなのですが、今回はカシメています。ちょっとでも負荷がかかるとプチンと切れてしまうような線なので。

完成。導体をただの1本すら失わずに完璧に仕上げたので、かなりご満悦。P-240Tのケース穴もまるでこのケーブル用に誂えたかのようにぴったりフィット。